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日本薬科大学

「NR・サプリメントアドバイザー」をご存じですか?

  2017.11.27

みなさん、こんにちは。


今日は健康食品に関してアドバイスを行う資格である、「NR・サプリメントアドバイザー」についてご紹介させていただきます。


 


1.NR・サプリメントアドバイザーとは?


 


「NR・サプリメントアドバイザー」とは、日本臨床栄養協会が認定している資格で、保健機能食品、サプリメントの国民への啓発するために、消費者に対して保健機能食品・サプリメントについて、専門的観点から個人個人の栄養状態を評価し、適切にアドバイスすることを役割とした資格です。


 


健康食品の市場規模は年々増加し、現在では約2兆円といわれています。多くの方が使用している健康食品ですが、これまでに食経験がある食材や医薬品的な素材に加えて、全く利用されたことがない植物や非可食部までをターゲットとした製品が見受けられるようになってきました。こうした健康食品は、有効性、安全性、品質等の面で普通の食品とは大きく異なっており、摂取方法によっては健康被害が生じる危険性があります。また健康食品の中には、錠剤やカプセル剤のような形をしているものもあり、生活者の方が医薬品と混同してしまう恐れがあります。そこで、健康食品の正しい情報を提供するアドバイザリースタッフの養成が求められるようになり、2001年に「サプリメントアドバイザー」、2003年に「NR」が誕生しました。そして両者が2013年に統合され、「NR・サプリメントアドバイザー」となりました。


 


2.NR・サプリメントアドバイザーの役割


 


冒頭にも述べましたが、「NR・サプリメントアドバイザー」の役割は、健康食品等に関する正しい情報を生活者の方に伝えることにあります。例えば健康食品やサプリメントは、法律上はあくまでも食品のカテゴリーに分けられ、病気の治療を目的とした医薬品ではありません。特定保健用食品(トクホ)には、血圧が高めの方に適した食品という製品があり、この製品は医者で処方されたお薬(降圧剤)の代わりになると思われている方がいらっしゃいます。これらの製品は、ある程度の予防効果は望めますが、病気を治癒させるという医薬品的な効果は期待できません。また、体に必要な栄養素(ビタミンなど)が不足している場合において、その不足分をサプリメント等で補うことは意味がありますが、普段の食事で十分摂取している方が、さらに過剰摂取しても良い結果が得られないことがあります。そのようなことを踏まえた上で、生活者の方が健康食品やサプリメントなどを購入する際に、その製品に関する正確な情報を与え,それらの情報を基に自分自身で製品を選択すること(インフォームドチョイス)ができるように手助けをします。



   ↑特定保健用食品(トクホ)の例


 


3.NR・サプリメントアドバイザーになるには?


 


「NR・サプリメントアドバイザー」になるには、一般的には指定された通信教育を受講した上で資格認定試験を受験することになりますが、日本薬科大学は学校養成講座に指定されているため、薬学科健康薬学コースや医療ビジネス薬科学科スポーツ薬学コースを選択することにより、受験資格を得ることができます。年間20〜30名の学生が、「NR・サプリメントアドバイザー」の資格を取得しています。]



↑NR・サプリメントアドバイザーのテキスト


 


みなさんがドラッグストアなどで健康食品をお求めになるときには、ぜひ薬剤師やNR・サプリメントアドバイザーなどの資格をもった方に相談してみてください。きっと良いアドバイスがもらえると思います。


 



 


NR・サプリメントアドバイザー


日本薬科大学 臨床薬剤学分野 教授


中島孝則